家を建てることになったので

北国の地(試されてない大地だけどそこそこ寒い)、不惑間近でマッマと二人で家を建て直すことになりました。その備忘録です。

ホームーメーカー探し 三件目

このブログは過去にさかのぼっておぼろな記憶を掘り起こしつつ書いているので、まぁ話題は前後します。


さて、とりあえず家の値段を知ろうシリーズみたいなものに突入した我々、っていうか私。気になるメーカーさんに突入するぜ! と息巻いて、今回は北syuハウジングさんのモデルハウスにやってきた。

いや、立派だ。デカい。木目が美しい。

2×6工法の堂々たる佇まい。お高いことは判っているわ、それでもレッツゴー(自棄)


簡単なヒヤリングをしてもらって、次の週に似たような坪数の施行事例のざっくり見積もりを教えてもらうことになった。

この会社の大きな屋根はマッマのお気に入りだ。っていうか、マッマ瓦屋根にしたいらしい。高いよマッマ……。

そんなこんなでドキドキして迎えた一週間後。

提示されたのは過去の施行事例とのことなので、より具体的だなぁと思ってワクワクした。簡単に家が完成するまでの流れなどを説明され、いざ差し出された間取りを拝見して、


……あれ?


なんか、すっっごい無難で変哲もない間取りだった。北syuさんといえばスエーデンっぽいカッコイイ家を設計する会社ってイメージだったんだけど……。出て来たの四角で寄棟屋根の、なんかほんと、魅力のみの字もない……。

うーん、まぁ平屋だしこんなもんかなぁっと思い直し、見積もりを見せていただく。


ちょ、たっかい!w


そりゃ、瓦屋根に無垢材に塗り壁だもんねー(;´Д`)いちおう標準仕様の低いタイプの見積もりもいただいたけど、うーん、それでも高い。っていうか、無垢材だけでこのお値段ってのもなぁ。

なんとなくしょんぼりして、とりあえず資料をいただいて帰路につく。


高級仕様はもちろん手がでない。オプションの着かないタイプでこの値段だったら、他のとこでもいいんじゃないの? って感じで、北syuさんのラインはここで潰えたのでした。



ここまで来てマッマがどうやらめちゃくちゃナチュラル嗜好だということにうすぼんやりと気がついたワイ選手なのでした。瓦屋根、無垢材、内装外装塗り壁。そんなのいくらかかるっていうのよ!!??

ホームメーカー探し 見積もり二件目

uniばーさるhoむの次に見積もりを出していただいたのはseki水ハウスさん。ハイムじゃないよハウスだよ。なんか似た感じの名前が妙に多い業界ですね。なんの陰謀だろう。


seki水さんは最初からお値段的にうちの予算と合わないのは知っていたのですが、築四十年の我が家がseki水さん作ということで、営業さんにぜひにと言われお願いしたと言う経緯があり、その日に至ったものだから、こちらのテンションは……。
いただいた間取りも「??????」というものだったし、最初からお断りするためにテーブルにつくというのもなんだかなぁって思ったのですが、まぁこれも経験だ。胸を貸してもらおう!
……と思ったらショールームの地図の縮尺が小さすぎて迷ったよね^^ 地図に書いてある電話番号も間違っててさらに迷ったよね^^
ローテンションに拍車がかかりつつ、ようやくseki水さんへ。
営業さんとその上司の方と向かい合いつつ(私にとってはほぼ初対面)とりあえず説明を受ける。
商品名はシャーウッド。seki水さんの木造系のおうちである。
元々軽量鉄骨系は考えていなかったので、へぇへぇと説明にただ頷くだけの二人。ショールームだけあって、床材や壁材、キッチンなどの実物を見せていただく。
ほうほう。なるほど。……なんだか全然ピンと来ないのは、これは「どうせお高いんでしょ?」っていう心の防波堤があるからか。うーん……。
外壁のサイディングや屋根材なんかはさすがseki水さん、高級感があってすごいな! とちょっとテンションが上がる。マッマはそこらへんまったく興味が無さそうである。


再び席に付き、ではでは、とついにお見積もりを出してもらう。
……一つ言うと、こちらのお見積もりは私とマッマが「これはちょっと……」って思ってたままの間取りのものだった。つまり自分たちの希望どおりじゃ全くない。ほんとにseki水さんに関しては、「うちの予算じゃ無理ですよ?」って事前にちゃんと言ってんのに(ry
これが夜討ち朝駆けの業界なのか……

まぁそんなこんなで全く期待してない見積もり。総額の欄を見て、


(´∀`)<……


やっっぱりこちらのMAX上限金額まで合わせてきてる。
しかも暖房設備系で250万(エネファーム)とか。なにそれ。


あーあー。うーーん。

本体価格(暖房設備含まない)をそっと携帯電卓でぱちぱちしてみた。

坪70まんえん……。


私は笑顔で営業さんとその上司に言いました。
「すみません、予算オーバーで無理です! seki水さんは高嶺の花です!」
きっとこういうのは、キッパリお断りしたほうがお互いのためだよねって思って、お金無いですを連呼してきました。
「……では、選択肢の候補のなかの一つに心に留めておいていただければ……」
というお言葉をいただいて、無事釈放。
今の家はseki水さんで、震災のときもびくともしなかったし、四十年雨漏りひとつしない。寒いけど、見た目はボロだけど、業界最王手に恥じない良い家だ。

でも、私たちには手が届かないし、無理して買おうって気が欠片も起こらなかった。

車のなかでマッマと「ちょっとうちは無理だよね」「そうねぇ」と会話しつつ、ついでだから気になっていた会社のモデルハウスに行こうか、と気持ちを切り替えたのでした。


いやぁ、家ってほんと高いなぁ。

改めて思うのでした。

現在の状況と参考書籍

二月ごろから五月の現在までふらふらとお家を作ってくれるメーカー選びをしているのですが、ようやく二社まで絞れてきました。

しかも競合することのないようなまったく方向性の違う二社。

結局自分のなかで方向性が定まっていないという結果なのだと思うんだけど、とりあえず見積もりをいただいて、その上で悩もうと思います。

一つは高断熱高気密がうりのローコストメーカー

もう一つは自然派がうりの地元メーカー

予想では金額はそんなに大きく変わらないと思うんだけど(予算内)どうなることか。



ここに来るまでに自分で家を建てることについて、不真面目にも勉強はあまりしなかったのだけれど、何冊か本は読んだので書き留めておきたいと思う。どれも一日で読めて内容的に簡単だったので、これから家を建てたいなって人にはオススメです。


○ハウスメーカーで「後悔しない家を建てる」技術(DVD付き)  市村 博 
DVDはまだ見てないけど、大手HMの簡単なレビューが書いてある。この部分は話半分に読むといいかも。後半のHMの(良く無い)仕事の進行漫画なんかは読みやすい。


○漫画家は見た! マイホーム業界のあやしいウラ事情  広田奈都美 

漫画。読みやすいし合間の監修の人のコラムも情報が多くお得感のある本。作風結構好き。


○マンガ はじめて家を建てました!  あべ かよこ (著)

上記の本より毒は少なめ?だけど実際のマイホーム建築に起こったことを書いているのでとても勉強になった(HMの営業のおかしさとか、工期中の悪天候トラブルとか)


○家づくり必勝法  小野 信一

とても判りやすく簡単に家を購入するポイントを把握できる、読みやすい本。


他にも高断熱高気密の本とか読んだけど、とりあえず。

工法とかはそれ専門の本を読むといいと思うのだけれど、けっこういろんな人が書いているように「工法によっての住宅の性能の差異はたいしてない」が正解なのかも。得意不得意分野はあれど、耐震性などに違いの極端に出る家はない、という私の勝手な認識(欠陥住宅は除く)