家を建てることになったので

北国の地(試されてない大地だけどそこそこ寒い)、不惑間近でマッマと二人で家を建て直すことになりました。その備忘録です。

四件目

マッマのナチュラル系呪縛に抗わんと、私個人が気になる会社へ。
Aラホームは最近岩手にできた新しい全国区のハウスメーカーだ。高断熱高気密がウリの、ローコスト系と言われるタイプの会社さん(って思ってたんだけど、たいして安くなかったw)
凄まじいでかさのモデルハウスを見学に行くと、丁寧に営業さんがお相手してくださった。
この会社はお話をすすめるのに事前にうん万円納めなきゃならないんだけど、なぜか納めなくてもいいことに。緩い。大丈夫か。


とりあえず土地を見にいきますというので、無職のマッマにお相手をお願いする。

すると、

「なんか、三人でぞろぞろ来たわよ」
そうなの? なんだか男性三人ってだけでマッマはプレッシャーを感じた模様。漂うアウェイ感。

とりあえず簡単な間取りを頼んで、いざ一回目の会見。

Aラホームさんの事務所にゆくと、なるほど営業さん+所長さん+設計さんのそろい踏みキタ━(゚∀゚)━!


さっそくオッサン三人を向こうに回し間取りの説明。まぁ私もオバさんですけども(´∀`)

なんだ、けど。


(´∀`)?


なんか全然思ってたのと違うのがきた。

さすがに考えてたのと違いすぎる間取りに、ヒヤリングがウマくいってなかったねってことで、その日は次回の打ち合わせを決めてお家へ帰る。

その時の会談は、正直に言うとあれ? というものだった。
なんていうか、会話が続かない。沈黙が落ちる。そういうときは、なに? 私が話題を振らなきゃいけないのかい?(´∀`;)って感じで、正直疲れた。

営業さんも設計さんもすっごく真面目そうな誠実そうなタイプなんだけど、そのぶん話術が無いと言うか、心にもないことは言えないタイプの人なんだなって……。

一抹の不安を抱きながら、次の打ち合わせへ。

こちらの要望を酌んだ間取り……とはちょっと違う感じのものが上がってきている。まぁこれはいい。設計さんもいることだし、どんどん要望を言う。言う。言う。私が一方的に言い続ける。

つ、疲れ……。
また次回間取りを変更したものを作ってもらうということで、この日はお開き。あと、なんか、所長さんが別の人にすげ変わっていた(´∀`)移動か……

次の打ち合わせ。間取りと外観のアレコレの要望を言う。言う。言い続けるのももう限界だし沈黙は怖いし、ねぇムーミン。


ところでこの間取りの家って、それでいくらぐらいするの(´∀`;)


なんでこうなったのか、結局Aラホームさんと四回も打ち合わせをするが、一回も、ざっくりとした見積もりさえ出してもらえず。私としては打ち合わせのたびに出してもらえるもんだと思って訪問してたので、ガックリしつづけ。だっていくら間取りを変更しても、それがいくらかかるか判らないんじゃ怖いんだよぉぉぉぉ。


最終的に、一生懸命頑張って作ってくれた見積もりをいただいたその日に、お断りしました。
もうAラホームさんでお家を造る気力がまったくなくなってしまっていました。真面目だしきちんとした会社さんだということは、打ち合わせの議事録的なものもちゃんと作ってくれて判っていたんだけど、家の造りもしっかりしてて魅力的だって思ったんだけど。

ほんとうにもう疲れた(´∀`)


ラストに所長さんに、

「ちゃんと理由を言って断って下さる方って少ないので有難いです! もっといっぱいダメだったとこ言ってください( ゚∀゚)」
なんのプレイだよ……(´∀`)まぁ言いたいこと言ってしまったけれども……


そんなこんなで、Aラホームさんもマイホーム戦線から消えていったのでした。

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